知ってるようで知らない「土踏まず」豆知識

普段から問い合わせの多い「土踏まず」についてまとめてみました。足に関するトラブルは足軽家で提供している中敷を使ってもらうことで解消できるものが多いですが、まずは原因や対策についてご紹介したいと思います。

現代人の土踏まずの能力は低下傾向にあります

原因
  • 車社会でアスファルトが多くなり、足裏への負担増加
  • 歩かなくなった為、土踏まずを支える筋力の低下
  • デザイン重視の靴や柔らかい靴、足に合っていない靴を履く為、骨格が変形し土踏まず低下
  • ひもがゆるかったりかかとが柔らかい靴を履く為、足が靴のなかで泳ぎ土踏まずが機能しない
対策
  • 車やエレベーターをやめ、なるべく歩く
  • 本当に足に合ったウォーキングシューズを履く
  • 特に足首のひもをしっかりとしめて、まっすぐ前を見てかかとから歩く(ひざを伸ばす)
  • 体操をする(裸足でタオルつかみ、じゃんけん、青竹踏み)
  • 中敷(足底板)で土踏まずをサポートする

足の裏には土踏まずが3つある!!

  • ① 内側のたてアーチ(みなさんご存じの土踏まず)
  • ② 外側のたてアーチ(小指側のも1/3ほどあります)
  • ③ 横アーチ(親指付け根と小指付け根を横に結んだ土踏まず。かまぼこのようなアーチ状)

土踏まずをサポートする意味

  • サポートしないとしだいに骨格が崩れ、年齢とともに土踏まずを持ち上げる筋力が低下する。
  • ペタン歩きやパンプス・大き目の靴・クロックス(サンダル)などを履き続けると横アーチ(親指付け根と小指付け根を横に結んだ土踏まず。かまぼこのようなアーチ状)がつぶれ地面にべったりとくっついてしまう(開張足)。開張足になると本来ならドーム状のすきまがなくなり敷き革との摩擦で足裏にたこや魚の目、やがて外反母趾になってしまう。
  • 外側のたてアーチが低下すると関節が曲がりひざの内側に力がかかり痛みがでて、ひどくなるとひざの内側の軟骨がすり減り変形性膝関節症になる。
  • へんぺいそくになると、指の付け根やかかとに痛みを生じる。(踵骨棘、足底腱膜炎など)
  • つまずき、転倒しやすくなり、外出が困難になる
  • 足のトラブル(たこ、魚の目、巻爪、陥入爪)が多くなるだけでなく、体のバランスが崩れ、腰痛、肩こり、頭痛を引き起こしやすい

土踏まずをサポートするとこんないいことが・・・

  • 姿勢がよくなる(ゆがんだ骨格を整え、バランスをよくする)
  • けがやトラブルを予防(足元を支えるためグラつきにくいし、疲れを軽減)
  • より健康に(いままでよりも歩きやすくなる。糖尿など現代病予防)
  • 足の裏(第二の心臓)をほどよく刺激し、サポートすることで、新陳代謝が良くなり血流促進。やがて脳も活性化する。

土踏まずの低下による病名

  • 足底腱膜炎(ソクテイケンマクエン)
  • 土踏まずの低下により足裏の靭帯や筋肉が引っ張られ炎症を起こす。(ごく稀に内出血を起こされる方もいますので注意が必要です)

  • 踵骨棘(ショウコツキョク)
  • かかとの骨のとげと書く。足裏の炎症が悪化、さらにかかとの軟骨が引っ張られ、とげのように突起し、起床時などに激痛を伴う。

より効果的な対策

足軽家で土踏まずに原因がある方は、低反発のクッション付中敷(足底板)をおすすめ致します。

  • (1) 足底腱膜炎、踵骨棘(ショウコツキョク)の方などは、特にかかとにクッションがあると負担が軽減。もちろん土踏まずもサポート。
  • (2) たこ、まめが痛い方は、それぞれのたこがあたる場所にクッションや、空間をつくることも可能
  • (3) 指の付け根の裏が痛い方は、その部分にクッションを装着、または低下した指付け根の横アーチ(土踏まず)を持ち上げ、楽に歩けるように。

上記は3つの土踏まず、それぞれの症状による足のトラブルのほんの一例です。各個人の足の状態をみて、中敷専門家が判断致します。

最後に

中敷(足底板)をお考えの方、お気軽にご相談ください。
皆様の足を診させていただき、その方の癖や症状に合わせた中敷をご提案致します。

足軽家ではオーダーメイドの中敷を提案。今履いている靴にも対応します。ただし中敷が取り出せるものに限ります。特にウォーキングシューズ、安全靴、ゴルフシューズ、登山靴等に入れることをおすすめ致します。

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